大日本明治製糖

お砂糖博士への道

酸性食品とアルカリ性食品

食品が私たちの体を酸性やアルカリ性にするという誤解!!!

私たちの体は微アルカリ性であることが望ましいといわれていますが、酸性食品が悪く、アルカリ性食品が良いというわけではありません。また、「砂糖有害説」の一つとしてお砂糖を食べると体が酸性になり、害があるといわれていますが、これも大きな誤解です。

酸性食品・アルカリ性食品の区別はその食品を完全に燃やして残った灰(無機質)を水に溶かしたときに酸性になるか、アルカリ性になるかで判別されます。肉や魚などのたんぱく質を含む食品は一般に酸性食品に分類されます。たんぱく質は分子構造のなかにリンやイオウを含んでおり、灰化するとこれらが残り強い酸性を示すためです。一方、野菜や果物はカリウム、ナトリウム、カルシウムなどを含み、灰化するとアルカリ性を示すのでアルカリ性食品といわれます。

お砂糖は精製度によって異なりますが、一般に市販されている白砂糖はほとんど純粋の炭水化物で、燃やすとほとんど灰が残りません。わずかに残った灰を分析してみると、酸性になったりアルカリ性になったりします。さらに精製されたお砂糖(例えばグラニュ糖)では中性になります。

食品が私たちの血液や体液を酸性やアルカリ性にするという考え方は誤りです。人間の体には、体液をほぼ中性(pH7.4)に保つ機能があります。例えば肉類を食べると含まれるリンやイオウが一時的に蓄積し、リン酸や硫酸となって酸性となりますが、腎臓や肺が正常に機能している限り体内の重炭酸と反応して中和されます。アルカリ性に傾けば炭酸が中和し中性となります。

日常の食生活でいろいろな食品をバランス良く食べることは意味がありますが、体を酸性やアルカリ性にするために特定の食品を食べるという考え方には意味がありません。

(参考資料)精糖工業会発行「砂糖とくらし お砂糖豆辞典」

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