お砂糖ができるまで
原料糖から精製糖
世界各国で作られた原料糖をいっぱいに積んだ原糖船は海を渡って精製糖工場に近い港へやってきます。原料糖はある程度精製されていますが、まだまだ色素などの不純物が入っています。この不純物をきれいに取り除き、ショ糖を再結晶化させることによってお砂糖(精製糖)は作られます。
▼原料糖から精製糖ができるまでのご紹介です。
- 原料糖から精製糖

原糖倉庫
原糖船
原糖倉庫
原糖船から原料糖を陸揚げし、原糖倉庫に積み上げます。
(倉庫いっぱいの原料糖は、黄褐色の山のようです。
洗糖工程
原料糖
原料糖に蜜を加えてマグマミングラーでよく混ぜ、表面についた不純物を蜜に洗い出します。洗糖分離機でショ糖の結晶と不純物が溶けた蜜を振り分けます。
(表面が洗われたショ糖の結晶は少し白く見えますが、本格的にきれいする作業はこれからです。)
清浄工程(1)
ローリカー
炭酸飽充槽後
ろ過した糖液
振り分けたショ糖をメルターで温水に溶かし、糖液(ローリカー)にします。石灰を加え、炭酸飽充槽で炭酸ガスを使って不純物を取り除きます。
(かなりきれいになりましたが、まだまだ黄色の糖液です。)
清浄工程(2)
活性炭塔後の
糖液
ファインリカー
活性炭塔
さらに活性炭やイオン交換樹脂を通し不純物を吸着させ、取り除きます。
(やっと透明な糖液になりました。)
これをファインリカーと呼びます。
ファインリカーはさらに精製し、液体のまま製品としても出荷しています。それが液糖です。
結晶工程(煎糖(せんとう)工程)
煎糖中の結晶缶内
真空結晶缶
ファインリカーを真空の結晶缶の中で加熱、濃縮しショ糖の結晶をつくります。濃縮する過程でショ糖の結晶の核となる粉糖を入れ、糖液を加えながら結晶を大きくしていきます。
粉糖の大きさや量、糖液などによってできるお砂糖の種類(糖種)が変わります。
(この煎糖工程がお砂糖を精製する際に最も難しく、重要です。)
煮つめて結晶をつくることを煎糖と言います。
分離・乾燥工程
グラニュ糖の結晶
製品分離機
製品分離機でショ糖の結晶と蜜に振り分けます。蜜はショ糖分が残っていますので、結晶工程に戻します。
結晶は乾燥、冷却します。
(結晶工程では糖液中の全てのショ糖分を一度に結晶化させることはできないので、結晶・分離工程を繰り返して無駄なくショ糖分を取り出します。)
こうして得られた結晶が、いつも使うあのお砂糖なのです。
包装工程
精製糖
大袋(30kg)包装機
できたお砂糖は業務用の30kg入大袋や家庭用の1kg入小袋など用途別に包装、又は、包装せずにそのままバルク車に積んで出荷します。
精製糖できあがり
バルク車
できたお砂糖(精製糖)は加工食品の原料として食品メーカーの工場へ運ばれたり、家庭用のお砂糖として各地のお店に運ばれます。
▼次は精製糖から角砂糖ができるまでのご紹介です。
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